COLOR MARKETING企業へのカラーマーケティングとは

マーケティングを変えた色の力

❝消費者は商品を選ぶ時およそ90秒以内で判断し、しかもその判断基準の多くは色である❞
―消費者の購買行動に関するニューオリーンズ大学の研究発表です。
何か商品を購入しようとする時、機能の良さ、トレンド、収集していた物などその動機はさまざまですが、
買いたい色がない場合は購入に至らないことも多々あるでしょう。

このような経済活動の背景にはカラーマーケティングが関わっています。カラーマーケティングとは、カラーを専門的に活用したビジネス戦略のこと。色に対する人間の行動や反応を研究した色彩心理学がマーケティングのベースになっています。カラーマーケティングで導き出した色はビジネスを大きく動かすため、多くの企業が莫大な資金と時間をかけてどの色を選ぶべきか研究しています。例えば、会社の顔になるCI(コーポレートアイデンティティ)カラーもその1つ。Tiffany & Co.の「ティファニーブルー」や世界中に展開するスターバックスコーヒーの緑など、世界各国でブランド化されたCIカラーが数多く存在します。

カラーマーケティングの8つの効果

  • 企業理念を伝える
  • ブランドのイメージを作る
  • 商材のコンセプトを伝える
  • 他社との差別化をはかる
  • 売り上げを上げる
  • 新しい価値を生み出す
  • 労働環境をより良くする
  • コミュニケーションを生む

COLOR MARKETINGマーケットを動かす 「固有感情」

色と感情は深い関わりがあります。中でもカラーマーケティングで重要視しているのが、
多くの人が共通で感じる「固有感情」。
個人の好き嫌いの基準ではなく、いかに多くの人の心を動かす色を選びだせるかが鍵となります。

表現感情

育った環境、経験などが色の嗜好に大きく影響している個々人の感情
例:「好き・嫌い」「美しい・醜い」「快・不快」など

固有感情

多くの人が共通して感じる客観的な感情で、マーケティングにおいて重要
例:「暖かい・寒い」「軽い・重い」「時間が早く過ぎたように感じる」など

COLOR MARKETINGクリック率から労働環境まで

Googleも注目する色の力

Googleはマーケティング、ブランディング、仕事環境などに影響する色の力を研究しているアメリカの主要企業の1つです。「色と労働環境の満足度における明確な関連性」を発見し、色が従業員の創造性や生産性を高めることができると明らかにしました。また、検索サイトにおけるリンクの青文字は、信頼感からクリックしやすいことがわかっていますが、更にGoogleは最もクリック率の高い青色を特定。2013年には検索エンジンの利益を2億ドルも増やしたそうです。

文字色の徹底した研究が、クリック率と利益の上昇につながった

COLOR MARKETINGカラーマーケティングの成果

赤の万年筆が変えた!

カラーマーケティングが活用された最初の事例は、1921年に発売されたパーカーの赤の万年筆。当時黒一辺倒だった万年筆の業界に革新を起こし、男女問わず支持され売り上げが20%アップ。色にはマーケットを動かす力があるということが証明され、マーケッターがこぞってカラーバリエーションを増やすことに取り組み始めました。

 


色自体がアメリカで商標登録されている有名なティファニーブルー


黒1色の車市場に、カラーバリエーションで革新を起こしたT型フォード

 

COLUMN

マーケティングの基本は、お客さまの視点に立つということです。ストーリーのない色を使ってしまうと、お客さまの心を捉えられません。例えばホームセンターの脚立の色、スーパーの壁の色や食器の色どれひとつとっても、意味のある色を取り入れることで売り上げを伸ばすこともできます。また建物の色も同じです。建築は、景観との関係、またそれぞれの建物の目的に合わせて色彩を提案していくことが求められています。色の法則を理解し、色のストーリーを表現することで、色がメッセージを伝えます。