色の楽しさや癒しの効果を、
日本中に発信したい
三原 幸枝
前職で舞台衣装製作関係の仕事をしていた頃に、ステージ上で人を魅了する色の力に興味を持ち独学で色彩について学び始めました。それまで色は感性で楽しむものだと考えていました。しかし、学ぶにつれお洒落な人や素敵に輝く人たちは、意識せずとも自然と色彩理論を身につけ実践しているのだと実感するように。その後、夫の赴任先であるバンコクで出会ったパーソナルカラーをきっかけに、本格的に色彩学を学ぶようになりました。
現在は、カラーに関する2つの仕事をしています。1つはインテリア関係の会社でカラースタイリストをしています。お客様の描く理想の空間にマッチするペイントや壁紙のカラーをご提案するお仕事です。もう1つは、衣装製作会社でブライダルドレスやステージ衣装の製作依頼をお受けした際に、お客様に似合う色提案やお客様のなりたいイメージを表現する為に、色のテクニックを使ったアドバイスなどをしています。
色彩心理という言葉があるように、色と人の心は密接な関係があります。ファッションやインテリアなど、日々の生活の中で心地よいと感じる色に囲まれた生活をすると、自分自身が笑顔になれます。家族や周りの人たちとの会話も弾み、穏やかにリラックスして過ごせることを私自身も日々実感しています。今後も「住まいと色」「衣と色」そして「心と色」に関わるご提案で、お客様が笑顔で幸せを感じて頂けるようなカラリストになる事が目標です。
勝浦 秋津
実は、私は最初からカラーに興味があった訳ではありませんでした。20代の頃、職場の先輩がカラースクールをオープンされるということで、応援半分、遊び半分でトライアルのレッスンを受けに伺ったのです。その時、言葉を交わさずとも色を通じてコミュニケーションができる色のポテンシャルの高さに触れ、それまで自分が知っていた色の知識が、如何に表面的なものだったのかと衝撃を受けたのがきっかけでした。
現在は、Houzz Japanでコントリビューターとしてカラーに関する記事を定期的に執筆しているほか、住宅や職場環境、店舗など空間のカラープランニング、またビジネスの場でのカラーデザインもしています。あえてこれと決めずに幅広く経験させていただくことで、業種を越えてそれぞれで身につけた色の知識を活かせるように心がけています。
今注目しているのは「学びと色」「医療と色」の関係です。押し付けではなく、子供の個性を尊重しつつ成長にあわせて学びの環境を整えてあげるには、ある程度のテクニックが必要です。家の中だけでなく、教育の現場でも活かせる余地がまだまだあると思います。また、医療の現場のおいてはカラーの醍醐味とも言えるノンバーバルコミュニケーションの効果が大きく影響します。不安を抱えている患者さんと医療従事者をつなぐツールとしても使える場が多くあるでしょう。
川上 あすか
自宅リフォームの際、雑誌で壁の色を変える事例を見て衝撃を受け、壁に色をつけることを前提でリフォームプランを立てました。そこで色によって大きく雰囲気が変わることや選ぶ難しさを知り、きちんと学んでみたいと思ったのです。一度足を踏み入れると、色が人の身体や感情に与える影響などその面白さと奥深さにはまりました。それ以来、衣食住の色の使い方、そして人それぞれに似合う色を探すパーソナルカラーの勉強を始めました。
パーソナルカラー診断のディプロマを得たので、個人事業主として開業し自宅サロンや出張でパーソナルカラー診断の仕事をしています。また、大好きなインテリアや衣食住の色の知識を生かし、(株)カラーワークスのカラースタイリストとしてお客様のインテリアカラーを探すお手伝いやご提案をさせて頂いています。どちらもお客様が納得し喜ばれ、その後のライフスタイルに少しエッセンスを加える事ができたと感じた時に、大きなやりがいを感じます。
「住まい」「衣」の面ではインテリアカラーやパーソナルカラーで今後もお客様のライフスタイルに色を取り入れるお手伝いをしていきたいですし、自身の子育ての経験を生かして子供がイキイキと成長できるような色の力をご提案をしたいと思っています。また「医療」とくに福祉面では、高齢化社会に向けて安全で過ごしやすく楽しいシニアライフを送るお手伝いをするなど、幅広い年齢層に色の力をお伝えしていきたいと思っています。